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ブログカテゴリーに「本」を追加しました。
追加したのはだいぶ前なんだけど・・・(^^;
読んだ本とか気になった本を記事にしていけたらいいなぁと思います。

今回は、かなり前の本ですが、有吉佐和子著の「和宮様御留」。
中学生くらいのころ、祖母から借りて読んだのが、この本との出会い。
祖母は15年前に亡くなったし、実家も建て替えしたし、
その本は行方しれずになってしまったのですが、
NHK大河ドラマ「篤姫」で和宮降嫁のシーンを偶然見て、
急にまた「和宮様御留」が読みたくなりました。
なので早速、値段もリーズナブルな文庫版を購入です。

和宮様御留 (講談社文庫 あ 2-1)和宮様御留 (講談社文庫 あ 2-1)
(1981/07)
有吉 佐和子

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徳川将軍家に降嫁を命ぜられた皇妹和宮は、実はニセモノだった・・・!?
「公武合体」「和宮降嫁」という歴史の裏で、もしこんなことがあったとしたら、
それはとんでもなくスゴイことですよ~!
この本は、和宮の身替りにされ運命を弄ばれた少女フキの数奇で短い一生と、
その策謀の陰で、時代の波に必死に抗おうとした女たちを描いた歴史小説です。

事実なのか、フィクションか。
当時、「和宮替え玉説」を書いたこの小説は、反響がすごく、論議もされたそうです。
でも、自分にとっては、どっちでもいいかな、と。
歴史の裏側にそんな大胆な仮説があったなんて、
考えただけで胸はドキドキ、心はキラキラときめいたんだもん!(^^;
思うに・・・自分の好みの傾向が、策謀好き、陰謀好き、替え玉好きなのは(笑)、
この本がきっかけなんじゃないかなぁ・・・。

あ、小説の内容は追記に・・・。

がっつりネタバレしておりますので、これから読もうと思ってる方、
ネタバレNGという方は、この先ご注意ください。

物語は、和宮の身替りにさせられた下女・フキのことが中心に書かれています。
とにもかくにも、フキが切ない・・・(;△;)
何も知らされないまま、人形のように和宮の影となり、息を潜め、生活する日々。
読み書きも作法もまるで知らないフキにとって、
公家方の生活を真似することは、さぞ息苦しくてツライものだったに違いない。
息が詰まる生活、誰にも聞けず話せず募る淋しさ、
そして、「自分が和宮ではないことがバレてるのではないか」という底知れぬ不安と恐怖。
輿入れの東下りの道中、
唯一頼りにしていた乳母役の少進が姿を見せないことで、
フキの心は次第に壊れていく。
やがて、遅れてきた少進が到着。
フキは少進の顔を見たとたん、ついに「糸」が切れてしまった・・・。

「あて(私)、宮さんやおへん」
「みんな知ってはるのや。あてが宮さんと違うちゅうことを、みんな知ってはる」

堰を切ったように泣き崩れ、笑い、懐かしい祇園祭りのお囃子を口ずさむ。
そのフキを抱きしめる少進のシーンは、何度読んでも涙が出ます(;△;)
そして、狂っては使い物にならぬと、
すぐさま次の身替り(宇多絵)が用意された早業には驚きでした。
岩倉具視、仕事早っ!
身替り二代目となった宇多絵は、許婚がいたというのに、
彼女もまた何も知らされなかったのでしょうか・・・。
なんて不憫な・・・

フキは、ひっそりととある屋敷へ運ばれた後、悲しい結末に・・・(;△;)
「待っといや。今いくよって」
フキは、最期にいったい何を見たんでしょうか。
その表情は、「宮さん」という鎖から解放された安堵感と、
目の前に広がる祇園祭りの賑わいとでキラキラ輝いていたのかもしれません。


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